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日々の出来事

蛸八長者

昔、兵庫のある海辺の村に、タコなわ捕りの親子が住んでいました。ある時、息子も二十一歳になったので、金毘羅参りに行こうと、タコなわ捕りのおやじは四国へ向けて出発しました。

金毘羅船の中で知り合った大阪の鴻池の長者と一緒に、無事金毘羅参りをすませ、宿の湯につかっていた時の事。おやじと長者さんが、自宅の話をしているうちに、長者はすっかりおやじの事を「大金持ちの蛸八長者」だと勘違いしてしまいました。そして、長者の末娘をおやじの息子の嫁にしてほしい、と申し出ました。